
「笑って暮らせる村づくりをしていきたい」
と薄衣事務局長 |
【花巻市】
昨年度まで集落営農組織として取り組んでいた、花巻市東和町町井集落の「町井アグリフレンド・ファーム」(薄衣利幸代表理事組合長、組合員33人)は、昨今の農業情勢や今後の集落営農のあり方を踏まえ、さらなるステップアップを見据えて先ごろ、設立総会を開いて農事組合法人としてスタート。現在、本格的な営農に向け準備の真っ最中だ。
法人化前の同生産組合は2004年4月設立で、集落内の農地約30㌶で主食用米や米粉用米、飼料用米、大豆、ハトムギ、エダマメ、生食用トウモロコシや乾トウモロコシなどを栽培している。特に、生食用トウモロコシやエダマメは企業と直接契約栽培していて評判も上々だ。
米粉用米を使ったパンも製造して地元産直施設などで販売して地場産加工品の普及に努めるほか、都市部との交流も積極的で、グリーンツーリズムで中高生を積極的に受け入れ、農業体験学習や地場産の米や大豆を使った「パンづくり教室」や「みそづくり教室」を開くなど、集落全体で都市部への地場産加工品の普及拡大も図っている。 |